2012/11/15

ASUS 1101HAにCentOS 6.3をインストール!

今日はASUS 1101HAにCentOS 6.3をインストールする方法をメモしたいと思います.
  • 1101HAは光学ドライブがついていないので,USBメモリからインストールしました.
  • インストール直後は内蔵グラフィックス(GMA500)がうまく動いてくれないので,解像度が1024x768くらいです.
  • kernel 3.3.5から,GMA500のドライバが同梱されているので,ドットバイドットに出来そう.次のサイトに書いてありました:
    http://blog.bodhizazen.net/linux/linux-gma500-poulsbo-driver-moved-out-of-staging/
  • kernelのアップデート方法は次のサイトを参考にしました:
    http://kernelcraft.wordpress.com/2012/05/10/upgrading-kernel-to-3-3-5/
  • 結果: 成功.ドットバイドットで表示できました.描画も早くなったと思います.上の写真は実際に1101HAにおいてドットバイドットで表示している写真です.


手順

  1. UNetbootinを用いて,USBメモリにCentOS 6.3 (i386版)を入れる.
    http://unetbootin.sourceforge.net/
  2. 作成したUSBメモリを使って,1101HAにCentOS 6.3をインストールする.
    1101HAでは,USBメモリを挿した状態でEscキーを押したまま起動すると,起動ディスクを選べます.
  3. インストールが終わったら,CentOSを起動する.
  4. インターネットに接続する.なお,無線LANも即座に使えます.
  5. 端末を起動する.
  6. kernel 3.3.5をダウンロードする.
    wget http://www.kernel.org/pub/linux/kernel/v3.0/linux-3.3.5.tar.bz2
  7. tarballを解凍する.
    tar xjvf linux-3.3.5.tar.bz2
  8. 解凍して出来たディレクトリに移動する.
    cd linux-3.3.5
  9. rootになる.
    su
  10. カーネルの再構築に必要なコンパイラ等をインストールする.
    yum install kernel-headers kernel-devel gcc ncurses-devel -y
  11. 古い.configを再利用する.
    cp /usr/src/kernels/2.6.32-279.14.1.el6.i686/.config .
    ※最後にドットが付いてます
  12. oldconfigを行う.色々聞いてくるので,Enterキーを押しっぱなしにします.
    make oldconfig
  13. .configを手動で直します(あまり良くないのかもしれませんが).
    vim .config
    /GMA500 と入力しEnterを押すと,コメントアウトされている部分にヒットすると思います.iキーを押してINSERTモードに入り
    # CONFIG_DRM_GMA500 is not set

    CONFIG_DRM_GMA500=m
    に書き換えます.終わったらEscキーを押して,:wqと入力し,Enterキーを押します.
  14. kernelのイメージを作ります.この時,GMA600のドライバと,もう1つ(忘れました)をインストールするかどうか聞かれます.今回はGMA600のドライバはインストールし,もう1つの方はインストールしませんでした.make bzImageは,しらばく時間がかかります.
    make clean
    make bzImage
  15. kernelのイメージを移動します.
    cp arch/x86/boot/bzImage /boot/vmlinuz-3.3.5
  16. 既存のvmlinuxと同じパーミッションにします.
    chmod a+x /boot/vmlinuz-3.3.5
  17. System.mapを移動します (カーネルが重大なエラーから回復するために必要,だそうです).
    cp System.map /boot/System.map-3.3.5
  18. モジュールをコンパイルします.非常に時間がかかります.
    make modules
  19. モジュールをインストールします.ちょっと時間がかかります.
    make modules_install
  20. initrdを作ります.
    mkinitrd /boot/initrd-3.3.5.img 3.3.5
  21. 最後に,grubの設定を書き換えて終了です.
    vim /boot/grub/grub.conf

    title CentOS (2.6.32-279.el6.i686)の行から最後の行までを選択(v)し,ヤンク(y)します.それを,hiddenmenuの行の下に貼り付けます.最終的に,以下のように編集します.古い項目のコピペ後に変更したのは赤字部分のみです.

    default=0
    timeout=5
    splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz 
    hiddenmenu
    title CentOS (3.3.5)
            root (hd0,0)
            kernel /vmlinuz-3.3.5 ro root=/dev/mapper/vg_1101ha-lv_root rd_NO_LUKS rd_LVM_LV=vg_1101ha/lv_root LANG=en_US.UTF-8 rd_LVM_LV=vg_1101ha/lv_swap rd_NO_MD SYSFONT=latarcyrheb-sun16 crashkernel=auto  KEYBOARDTYPE=pc KEYTABLE=jp106 rd_NO_DM quiet
            initrd /initrd-3.3.5.img
    title CentOS (2.6.32-279.el6.i686)
            root (hd0,0)
            kernel /vmlinuz-2.6.32-279.el6.i686 ro root=/dev/mapper/vg_1101ha-lv_root rd_NO_LUKS rd_LVM_LV=vg_1101ha/lv_root LANG=en_US.UTF-8 rd_LVM_LV=vg_1101ha/lv_swap rd_NO_MD SYSFONT=latarcyrheb-sun16 crashkernel=auto  KEYBOARDTYPE=pc KEYTABLE=jp106 rd_NO_DM rhgb quiet
            initrd /initramfs-2.6.32-279.el6.i686.img

お疲れ様でした.作業後にまとめたため,間違いがあるかもしれません.何かありましたらコメントをお願いします.

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